2週目を終了した時点で全勝が早くも豊田合成トレフェルサのみという混戦スタートとなりました。その豊田合成もフルセット勝利が2回と通算ポイントでは、1敗のJTサンダーズ、パナソニックパンサーズと並んでいます。これが今シーズンから採用したポイント制の面白さであり、非常に厳しい戦いを強いられるリーグ戦としてチームは気が抜けない展開が続きそうです。
首位に立つ豊田合成の良さは、リベロの古賀幸一郎を中心とした安定したサーブレシーブから確実にサイドアウトを獲得できるところ。その核となっているのが今シーズンから(JTより)移籍加入したイゴールの存在です。208pの長身を生かしたスパイクは、相手のブロックを弾き飛ばす威力があり、3年目を迎えたVリーグでのプレーで日本バレーの特徴を熟知したことも大きなプラスになっています。また、それを支える白岩は全日本に初選出され国際経験を積んだ経験がプラスになり、スパイク決定率で2位、サーブレシーブ成功率で3位につける活躍を見せています。
昨シーズンも好スタートを切りましたが、中盤以降、調子を落とし、セミファイナル進出を逃した豊田合成。今週は昨シーズン3位の東レアローズ、同じく2位のJTと対戦します。今後の展開の試金石として、粘りのバレーを見せられるか注目です。
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