「第38回全国高校バレーボール選抜優勝大会」秋田県予選は、男子が雄物川、女子が聖霊女短大付が、いずれも圧勝で全国大会出場を決めた。両校はいずれも今秋開催される「秋田わか杉国体」に向けた強化拠点校だ。最近は地盤沈下が目立つ「スポーツ王国」秋田県だが、国体開催県として競技力強化を進めており、高校バレーでも実を結びつつある。もっとも、継続性に不安を残す、単なる“打ち上げ花火”の強化に疑問の声もあがっているが-。
国体地元開催年だけ強くて、後はさっぱり、というケースは結構見られるような気がします。
「なんとか、なんとか総合優勝したいんです」
秋元常務は切々と秋田には、どうしても勝ちたい“事情”を説明する。
秋田で前回の国体が行われたのは昭和36年で、このときは総合2位。現在、国体で総合優勝を果たしてないのは秋田のほか山口、愛媛、徳島、高知の5県のみだ。「スポーツ王国」を標榜する秋田県としては、なんとしても「国体総合優勝未経験県」から抜け出したいところ。寺田典城知事も「目標は総合優勝」と内外に向けてアピールしている。
抜け出してどうするんでしょうか。どこにアピールして、何をしたいのかがいまいちなのですが…。