いくつか記事が出て来ているのでまとめ。
スターティングのメンバーを書くときに、ベンチ内で私が(3セット目終了時のメンバーではなく、)もう一度3セット目のスタートメンバーに戻すことを確認し合わなかった非常に初歩的なミス。副審と、われわれが確認できなかったことで悔いが残るセットになった。
(第4セットのアクシデントについて)本来のスターティングメンバーに書かれていたのは11番(松本慶彦)の選手だったが、出場していたのは9番(富松崇彰)の選手。ルール上、(名前が)書かれていない選手は出場してはならないし、その選手がプレーしている状態で得たポイントは無効になる。メンバー表はコーチが記載して、副審が確認しなければならないが、今回は副審の確認に関してミスがあった。ただしルール上、得点は無効にならなければならないので、あのような状況になった。審判団もそれに気づいたのが7点まで進んだところだった。
FIVBの説明によれば、5-1の時点でFIVB側が日本のメンバーが申告と異なっていることを発見。試合を中断させようと声を張り上げたが、審判団はそれに気付くことができなかったという。
副審の確認ミスで起こったアクシデントにもめげず、最後まで全力で戦った日本。
前の記事でも書きましたが、あれはそもそも日本のスタッフのミスです。植田監督が「もう一度3セット目のスタートメンバーに戻すことを確認し合わなかった非常に初歩的なミス」と言っていますが、ならばどうして目玉(そのセットのスタメンとスタート位置を記す表の俗称)を書いて提出したスタッフが、富松選手がコートに立っているのを見て「あれ?」と思わなかったのか。何も考えないでぼけっとしていたのか、逆に頭に血が上りすぎて何も見えなくなっていたのか。
そもそも間違った目玉を提出しなければ、副審の確認ミスも起きませんでした。副審を責めたくなる気持ちも確かに分かりますが、まずは間違った書類を提出しないことです。当たり前のことですけれど。
スタッフも含めてチームなんだなぁと、悪い意味で思い知らされた1戦でしたね。
<追記>
中西美雁氏のブログより。
ジュリーサイドの記者会見を聞いても「責任は日本のコーチと副審にある」「副審については、レフェリー会議を開いてそこで処分があるかどうかは話し合われる」「試合についてはすでに終結しており、1-3でブラジルが勝利した。バルセロナ五輪のようにひっくり返ることはない」「我々も人間なので、ミスをすることがある(おい!)」「これはルールだ」
一応、副審には後ほどペナルティが課せられる可能性があるようですね。そうでなければ困ります。