2010年夏から4年に一度、14〜18歳を対象としたユース五輪が始まる。国際オリンピック委員会(IOC)が主催する総合大会の創設は86年ぶり。開催目的は、競技と並行して反ドーピング精神や五輪の意義を学ばせることにある。日本オリンピック委員会(JOC)はこの試みに賛同するが、一方で問題点も多く、戸惑いの声も挙がっている。
「団体競技はサッカー、ハンドボール、ホッケー、バレーボールの4競技から男女各1チームしか派遣できない」問題や、「高校総体や、競技団体主催の国内ユース大会との日程が重なること」、「大会の収益性」などの問題点が挙げられています。