スポーツナビの記事とはまた違った形でインタビューが掲載されています。
山本は「(代表チームに)行くからには、中途半端なことはできない」と、覚悟を決めての合流。長女美空(みく)ちゃん(3)は、仙台市の実家に預けてきた。5年前に比べて、自らの身体は「むくみやすくなったし、冷え性も出てきた」と変化したし、「ジャンプ力や判断力も、以前とは違う」と話す。半ば不安を抱えながらも、背中を押してくれたのは、美空ちゃんの言葉だった。代表候補入りが決まった数日後「将来、バレー選手になりたい」と言ったという。ともに過ごす時間を削ってしまうバレーボールを嫌うどころか、好きになり、理解してくれたのだ。
代表チームを離れていた間、「世界のバレーも変わったと思う」と山本。同時に「以前は力任せにスパイクを打っていたけど、今は頭も柔軟になって、コースを狙ったり、フェイントをかけられる」と自身のプレーも幅が広がった。12年ロンドン五輪の時は美空ちゃんは6歳になる。「ロンドンまでは頑張らないと」。晴れ姿を愛娘に見せたい一心での再出発だ。