日本、大激戦を制しセルビア撃破!/2010世界バレー女子第5日[インドア女子試合結果]
(2010-11-04 07:20:39)


< ページ移動: 1 2 >

バレーボール女子世界選手権第5日(3日、国立代々木競技場ほか)4連勝中の日本は同じく1次ラウンド全勝のセルビアと対戦。28-26、29-27、18-25、27-25の3-1で勝利し、開幕5連勝とした。

テレビ観戦しました。

いやはやなんというか、とにかく「木村様々」な内容でしたね。木村選手の調子次第で勝敗が左右されるという。木村選手がサーブで崩され、ブロックで押さえ込まれれば第3セットのようにセットを失い、木村選手が神懸かり的な力を発揮すれば第4セットのように大逆転を引き起こす。いやいや、木村選手がそこまでの選手になったということ自体は大変素晴らしいのですけど、あまりにも彼女に頼り過ぎなのが何とも気がかりです。

セルビアですが、テレビで誰かが「男子のようなドカンとでかいトスを上げるバレー」などという、がっかりするほどアホなことを言っていた通り(男子バレーは女子バレーより高速です)(注:これ、私の勘違いでした。男子のように「ファーストパスを高く上げてアタッカーに余裕を持たせる」というニュアンスだったそうです。失礼しました)、旧時代のソ連のような、高めのトスを中心にしたバレーでした。この為、サーブで崩してもあまり意味がなかったですね。

セルビアは、特にニコリッチ選手が徹底してブロックの穴(誰とは言いません)を狙って攻撃してきましたね。トスがきちんと伸びてくれば、常にストレート打ち。ただ、トスが短くなった時にはクロスに打って、シャットアウトされる場面が何度もありました。コース打ちの精度が低かったことが、日本を助けたと思います。

日本のブロックは、先に書いたように、セルビアの攻撃が「速くない」ことに大いに助けられていました。センターブロッカーも、クイックをマークしてから余裕でサイドへ移動して間に合っていました。それが井上選手のブロックへ繋がったのでしょう。もう少し速い攻撃を仕掛けてくるチームには、こうは行かないと思います。

全体的に、セルビアはミスが多かったですね。1セット目も2セット目も、日本はセルビアのミスに助けられた部分が大きかったと思います。前回大会銅メダルの面影は、正直、今回のセルビアからは感じられませんでした。以前より更に雑になった印象です。

正直なところ、試合開始前から日本はこの試合負けると個人的には予想していて、第4セットが終わるまでそう信じて疑わなかったのですが、なんだか良く分からないままに日本が勝ってしまいました。まぁ、運も実力のうちですし、勝ったこと自体は喜ばしいことですし、選手も全力で頑張っていますから、全勝での1次リーグ突破は素直に祝福したいと思います。

しかし課題も山積みですから、今後の戦い方に更に注目したいと思います。

言っておくと、とにかく私は佐野選手が、バックゾーンにおいても2段トスを徹底してアンダーパスで上げるのが気に食わなくて仕方がありません。誰かとにかく納得の行く答えを提示してくれない限り、例え試合中に良いところがあってもそれを素直に褒める気になれず、このネガティブキャンペーンからしばらくは抜け出せそうにありません。納得のいく答えなんて無い気がしていますが。

<スポーツナビ>

<関連記事>

< ページ移動: 1 2 >



トラックバック(1)
TOPへ戻る

Powered by
MT4i 3.1