2010/2011シーズン、荻野正二が率いるサントリーが好調だ。天皇杯(全日本選手権)では、準決勝で優勝候補と目されたパナソニックをフルセットの末に破り、23日の決勝ではJTにストレート勝利。10大会ぶりの優勝を果たした。V・プレミアリーグでも現在開幕4連勝中で、天皇杯と合わせると今季は負けなしの8連勝。好調の要因は、荻野がサントリーにもたらした変革にあった。
スポーツナビ、米虫紀子氏によるコラムです。荻野サントリーの実際の戦いぶりを通して、昨年までとは何が変わったのか、を分析されています。
文字通りの「全員バレー」は、スタメンを固定できず、チーム全体の底上げを狙った苦肉の策とも取れますが、それと合わせて結果も出しているわけですから、植田監督のもとでチームを五輪出場まで引っ張った、キャプテンシーは健在、と言ったところでしょうか。試合が終わると疲労困憊とのことで、きっと監督も選手と一緒にコートに立って戦っているのでしょうね。
今後はマークもきつくなってくるでしょうが、フルで出場するような選手が少なく、攻撃も一人の選手に偏るようなことがないので、長いリーグ戦を戦うには有利ですね。この好調は長く続くかもしれません。