バレーボールの黒鷲旗全日本男女選抜大会は5日、大阪府立体育会館で決勝戦を行い、東レアローズが5年ぶり6度目の優勝を果たした。
最高のバレーを追求してきた。
パス、サーブ、スパイク、プレーのすべての質を高め、思わず顔をしかめてしまうようなつまらないミスは出さない。誰もが「見てよかった」「また見たい」と思えるような、最高のスタイルを追い求める。
それが、東レアローズのバレーだ。
東レ男子の追い求めるバレーボールとは何か。それが行き着いた答を伝えるコラムです。興味深いのは以下の部分。
セッターの阿部裕太はもともと高い位置でのトスアップを得意とする選手であり、速さを求めすぎて低くなっては、せっかくの利点が生かしきれない。連動してアタッカーの打点も低くなってしまうから、なかなか得点が得られないのではないか。パスを送り出す側、トスを出す側、スパイクを打つ側、それぞれの立場から意見をぶつけ合った結果、すべてのスピードアップを求めるのはそぐわないのではないかという結論に至った。
それまでは、セッターへのパスも速くしようと試みていたとのこと。女子の高校バレーで良く見られるようなスタイルですね。それが、東レには合わないという結論。いや、それは東レに限らず、世界中どのチームにも合わないと思うのですよね。