バレーボール女子のワールドグランプリ(GP)は13日、愛知・パークアリーナ小牧などで第2週第2日が行われ、H組の日本は米国に0―3で敗れ、第1週からの通算成績は3勝2敗となった。米国は5連勝。
遅くなりましたが。
この試合、テレビ観戦しましたけど、何とも酷い内容でしたね。今の全日本女子が如何に「木村選手頼み」のチームなのかが良く分かった試合だと思います。それはもう、昨年の世界選手権、いや、もっと以前から分かりきっていたことなんですけどね。昨年の世界選手権は、木村選手が神懸かり的な活躍を見せたからこそ銅メダルを獲得できたわけで、そこから何も変わっていない、チームが成長していないことがはっきりと露呈してしまいました。
それに対してアメリカは、すべてに置いて昨年よりも向上してきていると思いました。個々の選手の技術レベル、選手間の連携、どれもが少しずつ良くなっていると感じました。
これが、世界選手権がピークだった日本と、あくまでも通過点と考えていたアメリカ(目標はベスト8とはっきり公言していた)の違いでしょう。日本は、誰が見ても明らかに空いている大きな2つの穴(セッターのブロックと、セッターがファーストタッチした後の2段トス)を、いつまでも放置し続けていることが問題です。もっと色々な選手にチャンスを与えるべきではないでしょうか?小手先だけの「速さ」を求めたところで、事態が悪くなる一方なのは明らかです。木村選手しか処理できないようなアンダーでの速くて低いトスなど無謀なことは止めて、もっとシンプルに、分かり易い穴から埋めて行きませんか。
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