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バレーボール女子のロンドン五輪世界最終予選(5月19日〜27日)最終日が27日、東京体育館で行われ、全日本女子はセルビアにフルセット(25-18、21-25、25-19、21-25、9-15)の末に敗れたが、上位3チームを除くアジア最上位(4位)となり3大会連続となる五輪出場を決めた。
テレビ観戦しました。しかし五輪出場を決めたのは良いですが、すっきり勝って締めたかったですね。出場が決まってやはり気が抜けてしまったのか、4セット目以降は、それまでとはまるで別のチームでした。セルビアも出場権がかかっていますから必死なわけで、そんな状態ではどうにもなりませんでしたね。この日本の敗戦によって、出場権を逃すことになったタイには、本当に気の毒としか言いようがありません。
試合内容としても正直、出場を決める3セット目までを観ても、あまりよろしいものではありませんでしたね。これまでの戦いを見て、スタメンに新鍋選手、平井選手を起用してきたこと、荒木選手が好調と見るや攻撃を多用した(あれだけMBの攻撃したのは今大会初でしょう)ことは評価できますが、それ以外があまりにも酷かったです。特に荒木選手が後衛時の攻撃選択が単調過ぎて、まるで前時代のバレーボールを見ているようでした。どうも竹下選手は前からですけど、競ったりリードされたりすると途端に攻撃選択が単調になる兆候があります。セット(トス)が低く、短くなり、アタッカーが打ち切れない為に、無難なサイド、特に悪いセット(トス)でもなんとかしてくれる木村選手にボールを集めてしまいます。当然、セルビアはそれを知っているわけで、木村選手にはどんな場面でも必ず2枚のブロッカーがついている状態でした。それが、リードすると途端に人が変わったようなセットを上げ始めます。
それから、どうも竹下選手個人の批判ばかりになってしまって申し訳ないのですが、以前であれば明らかにオーバーパスで行けたようなボールを、アンダーパスで勝利する場面が今大会目立ちました。あれは敢えてそうしているのか、何か問題があってそうせざるを得ないのかがとても気になります。竹下選手と言えば、その低身長をカバーして有り余るだけのスピードが取り柄だったはずです。それが昨今、失われてきているように見えるのですが、それでも「不動の正セッター」であり続ける意味は何なのでしょうね。彼女自身、「今回がラストチャンス」と試合後のインタビューでも言っていましたが、正直あの状態では五輪でメダルなど夢のまた夢だろうし、彼女が退いた後が育っていないことが気になります。まぁ、自分のことで精一杯で、後進を育てる余裕なんて無い、と言うのかもしれませんけど。
竹下選手、試合後の記者会見を疲労を理由に欠席したようですね。体調が悪かったとか。それで動きが重かったのですか。それなら、もっと中道選手を使って竹下選手を休ませても良かったのでは?
とにかく、五輪出場を決めたことはおめでたいです。お疲れさまでした。今大会で五輪出場を決めたのは、1位ロシア、2位韓国、3位セルビア、アジア枠1位日本の4チームでした。
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