全日本男子、中国に敗れて痛い2敗目/バレー男子五輪最終予選第4日[インドア男子試合結果]
(2012-06-07 07:14:12)


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バレーボール男子のロンドン五輪世界最終予選(6月1日〜10日)第4日が6日、東京体育館で行われ、2勝1敗の全日本男子は中国に1-3(19-25、27-25、18-25、18-25)で敗れ、痛い2敗目を喫した。日本は勝ち点5で5位に後退。一方の中国は2勝2敗で勝ち点7の4位。

テレビ観戦しました。

宇佐美選手の試合前練習での怪我というアクシデントに見舞われ、第1セットこそその影響で動きが硬かったものの、第2セットでは素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。が、第3セットでリズムを崩すと、第4セットもそのままという展開。粘りも見られず、割とあっさりと負けてしまいましたね。

急遽先発した近藤選手のパフォーマンスは、悪くなかったです。サイドへのセット(トス)が少し短い場面が見られたものの、クイックの使い方や、クイックのセットの質など、宇佐美選手を上回る部分もありました。丁寧に丁寧に、セットしているのが良く分かりましたね。

サイドの選手と合わなかったのは、お互いに合わせよう、合わせようとしていたからだと思います。お互いに迷っていたので、いつまでも合いませんでした。本来はアタッカー側が自分のタイミングで突っ込み、セッターがそれに合わせてセットを調整するものだと思います。福澤選手がこれを第3セット辺りまで引きずっていたのは痛かったですね。

中国のサーブに対し、サーブレシーブが安定しなかったというのもありました。中国のサーブは後半、それほど強いサーブでは無かったのですが、ポイントをきちんと狙ってきていました。

それに対して日本は、サーブミスがあまりにも多過ぎました。特に第3セットです。サーブで崩して追いつきたかったところ、あれだけミスが連続すれば追いつけるものも追いつけません。しかも「ポイントを狙って確実に入れていくサーブ」を何本も外しているように見えました。普段から、どんな練習をしているんでしょうかね。スパイクサーブを打つ選手は、思い切り打つ強いサーブと、コースを狙って入れていくサーブと、きちんと打ち分けて練習しているのでしょうか。疑問に思います。

第4セット、第3セットで失った流れを引きずっていたのは序盤で明らかでした。清水選手がリズムを崩してスパイクを何本もアウトにしており、あそこは早めに山本選手と交代するべきだったと思いますが、無意味に引っ張り相当な点差がついたところで交代となります。あそこまで点差が開くと、交代で入った選手も「逆転してやろう」とモチベーションを保つのが難しいですし、逆に力が入り過ぎてミスを連発したりします。同じく交代で入った石島選手も覇気が見られず、苦労しているように見えました。韓国戦の第4セットでも同じように交代の遅れが見られ、あの時はまだ最終セットが残っていたから何とかなったものの、この日はそのまま敗戦です。清水選手がスタミナ面で不安なのは、韓国戦で明白でした。ベンチは学習しないのですかね...。

日本は2敗目(2勝)を喫し、勝ち点5で5位に後退。7日のオーストラリア戦で0‐3か1‐3で負けるとアジア最上位の可能性が消え、ロンドン五輪出場は絶望的になる。

とくかくこれで、五輪出場の可能性は限りなくゼロになったと言って良いでしょう。eモチベーションを保つのは難しいと思いますが、是非、日本の代表らしい戦いを魅せて欲しいと思います。

<試合結果>

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