女子バレー、W杯で浮き出た課題に「トスの質」/THE PAGE[インドア女子トピックス]
(2015-09-08 08:10:15)


これは良いコラム。

 大会を通じて見えた課題はいくつかあったが、まず早急に改善しなければならないのはセッターの挙げるトスの質だろう。初戦のアルゼンチン戦では、木村沙織がジャストヒットできたスパイクはたった1〜2本。トスとタイミングが合わず、腕を折りたたんで窮屈なフォームで打つ、もしくはしっかりとスイングできず、腕が完全に伸びた状態でボールに触らなければならず、フェイントや軟攻でしのぐしか術がなかった。木村以外のアタッカーともトスが合わない場面が目立ったが、特に初戦はセッターの古藤千鶴のボールを離すタイミングが毎回バラバラで、アタッカーがどこで助走に入っていいのか始動に迷っているように見えた。

 その反省を踏まえてか、2戦目以降、高さを意識したトスが上がるシーンも増えたが、大会が始まってからの軌道修正は手遅れだった感も否めない。

これは決して、セッターの技術だけの問題ではないと思います。そしてもう一つ。

強力なサーブを武器とするチームとの対戦が続くであろうオリンピックを見据えると、サーブレシーブが崩されても単調にならない攻撃力を身につけなければリオ・オリンピックでの上位進出は難しいだろう。

チームとして、どうするのか。日本として、世界とどう戦うのか。代表チームだけの問題でもなく、日本バレー全体の問題として取り組んで行かないと、意識を変えていかないと、改善しない問題と思っています。



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