龍神NIPPON、ポーランドにストレートで敗戦 2016リオデジャネイロオリンピック世界最終予選兼アジア大陸予選大会/日本バレーボール協会[インドア男子試合結果]
(2016-06-01 09:35:00)


リオデジャネイロオリンピックの出場権を懸けた戦い「2016リオデジャネイロオリンピック世界最終予選兼アジア大陸予選大会 男子日本大会」が5月31日(火)、東京体育館(東京都渋谷区)で3日目を迎えました。全日本男子チーム・龍神NIPPONはポーランドと本大会3戦目を戦い、ストレート(22-25、16-25、23-25)で敗戦。本大会の通算成績を1勝2敗としました。

テレビ観戦しました。結果については、スコア的には十分予想できた範囲だったので特に問題ないと思うのですが、内容が。選手は頑張っているけれど、ベンチスタッフ、ひいては日本バレーボール協会が足を引っ張っていることが全世界に向けて露呈した試合だったと思います。

第1セット、福澤選手がスタメン。中国戦での福澤選手の起用法に疑問を持っていましたし、山内選手もスタメンで、これまでとは違う、基本的には動かなかった前2戦とはひと味違うベンチワークが見られると期待しました。後に、悪い意味でそれは期待通りになってしまうのですが。

第1セット、その福澤選手が大ブレーキ。試合開始直後の大ホームランから始まり、ジャンプフローターを真後ろにバックパス、セットが短く低いからと考えも無しに3枚ブロックのど真ん中に打ち込みどシャット、とどめに、みんなが必死になって繋いだハイセットをびびってオーバーパスで相手コート真ん中に返球。福澤選手の選考については色々と思うところがあり、だからこそこの起用に応えて活躍し、私のようなネガティブな意見を一掃して欲しいと思ったわけですがとんでもない。本人は緊張していたのかなんなのか知りませんが、表情は暗く、特に声を張り上げて味方を鼓舞するでもなく、五輪経験者として清水選手とともにチームを引っ張っていく為に選考されたはずなのに、一体何を思ってコートに立っていたんでしょう。2セット目に入り、頼むから代えてくれと思いましたが、案の定、柳田選手と交代。スロースターターで有名なポーランドに対し、1セット目は22-25。これならば最初から柳田選手でいっていたら、1セット目は先取できたのではと思わざるを得ませんでした。

第2セットは徹底的に石川選手がジャンプフローターで狙われる場面で、特に何か対策を打つわけでもなくずるずると連続失点。どうやら石川選手は前後に揺さぶられるサーブに弱いようですが、そのようなデータはベンチが持っていないのでしょうか?あそこまで失点する前に、何か対策は打てなかったのか。前のボールはもっと、リベロの永野選手がカバーしてあげて、石川選手は後ろのボールのみに集中してバックアタックに備えるとか、そのような指示があっても良かったと思います。なのに、選手自身でなんとかしろということなのでしょうか。

そして問題の第3セットです。これは日本バレーボールの黒歴史に深く刻まれることでしょう。まさかの交代枠使い切りにより2枚替えが元に戻せないという事態。これにより深津選手がレセプションフォーメーションに入る羽目になるわ、前衛にセッター2人が揃うことになるわ。この2枚替えが変則的だったこともあり、コート内で選手がポジションを勘違いしポジショナルフォールト、直後のタイムアウトで各々ポジションを確認し合う中、ぶち切れて今にも試合を投げ出しそうな石川選手の表情が映し出されていました。何に対して怒っていたのか。稚拙なベンチワークに憤っていたのだと思いたいです。

福澤選手のような、ベテランとしての働きを期待されているのにこの大事なところで活躍できない選手を選んでしまうような選手選考の過程から、今回のこのようなベンチワームまで、いや、もっと遡ればゲーリー監督を選んでおきながら満足に指揮をとらせず更迭、南部監督を据えたところからして、日本バレーボール協会は一体何をやっているのか、その責任を問われて然るべきだと思います。そんな試合でした。

第3セットに何が起こったのかは、こちらの記事が詳しいです。→2016OQTポーランド戦最後の混乱解説するよ - Stay Foolish



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