好調・大山出番だ!バレー女子五輪予選きょうナイジェリア戦[インドア女子トピックス]
(2004-05-11 09:58:31)


Quoted from スポニチOSAKA アテネ五輪 ◆ 柳本監督、起用を示唆 ◆  バレーボール女子のアテネ五輪世界最終予選はきょう11日、東京体育館で第3戦が行われ、日本はナイジェリアと対戦する。代表12人は10日、都内の体育館で軽い調整。柳本晶一監督(52)は「大山の調子は上がっている。出るチャンスは十分ある」と、今大会ただ一人出番のないアタッカー大山加奈(19)=東レ=の起用を示唆した。

大山選手がスタメンから外れている要因として、調子がなかなか上がってこなかったこともあると思いますが、それ以上に、チームの進む方向へ上手く乗っていけなかったというのもあると思います。

昨年のW杯では、大山・栗原の両選手を積極的に起用し、これまで日本には無かった「高さ」を手に入れました。アテネでのメダル獲得を目指す柳本監督が次に求めたのが、その高さに「速さ」を加えること。相手の攻撃を惑わす、多彩なコンビバレーの展開ですね。

コンビバレーを成立させるには、まずはきちんとレシーブがセッターに返らなければなりません。最終予選前のTV特番などで、大山選手は柳本監督から、レシーブへの意識の低さを散々言われていました。また、あまり器用な選手では無いということもあります。ゆったりとした助走から豪快に叩き込むスパイクフォームは、オープンスパイクを打つ為のものであって、速いトスに対応するのはなかなか難しいでしょう。

栗原選手は、NECで既に速いトスを打たされ、散々悩んできていると思います(トスの悪さに悩まされていたとも言う)。全日本に合流した時点で、ある程度の下地はできていたと思います。対する大山選手は、東レでもずっとオープントスしか打っていませんでした。そこに、怪我での出遅れも加わり、今、なかなかコンビが合わなくて悩んでいるのではないでしょうか。

とは言え、あれだけの高さとパワーを持った選手は、国内を見渡してもそうはいないでしょう。イタリア戦では、栗原選手や木村選手のスパイクが、ことごとく相手に拾われる場面がありました。大山選手であれば、相手レシーバーを吹き飛ばすことができるわけです。五輪でメダルを獲るには、欠かせない存在。柳本監督もそう思っているのではないでしょうか。



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