タブレットに問題があるとか、日本の陰謀論とか、色々と言われているようですが、まずは事実をきちんと把握しないと始まらないので、ビデオ見ながらまとめてみました。
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12-8 となったプレーのあと、タイの監督がチャレンジを要求。
画面上に「CAHALLENGE」と表示され、監督の仕草を見るとセンターラインを指差し、「手が超えた」とのジェスチャーをしているのでそのチャレンジと思われるが、これが何故か認められない。
対象プレーから5秒以上が経過していたためと思われるが、ここでタイに対してまずイエローカードが提示される。
このイエローは遅延行為と言われているが、5秒以上が経過したプレーに対してチャレンジを申し出ただけで遅延行為になるのか?
誰か教えて。
そしてこのイエローの後、タイの監督さんが執拗に副審に抗議。
コーチングゾーンを越えて抗議。
その後タイムアウトを取るが、タイムアウト明け、タイにレッド。
コーチングゾーンを越えて抗議した行動が、審判への敵対的な振る舞いとなった。
実は第4セットの16-18の場面でタイのコーチにイエローカード(審判への敵対的な振る舞い)が出ており、2回目ということでレッドカードになった模様。
このレッドで12-9となる。
宮下のサービスエースで12-10。
石井のスパイク決定で12-11。
タイがチャージドタイムアウト。
タイがメンバーチェンジ。3番アウト、13番イン。
石井のキルブロックで12-12。
荒木の素晴らしいハイセットから迫田が決めて12-13。
ここでタイがメンバーチェンジ。13番イン、3番アウト。しかしブザーが鳴っていない。
メンバーチェンジが認められず。これも遅延行為ということでタイにレッドカード(12-8の場面に加えて2度目の遅延行為なので)。12-14に。
迫田がブロックされ13-14。
最後は迫田が決めて13-15。
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レッド2枚のうち、1枚は遅延行為、1枚は審判への敵対的振る舞い(抗議行動など)。
しかも一発でレッドというケースはなかなか無く、この試合においても、すでにイエローが出ていて2回目ということでレッドになっています。
遅延行為については、もしかするとタイの監督さんの主張の通り、システムに何らかの不具合があり、それに起因する可能性はあります。
しかし敵対的振る舞いに関しては、12-8の場面ではコーチングゾーンを越えて抗議行動に出るなど明らかにルールを破っているだけに、もう少し冷静に対処できれば避けられたレッドではなかったかなと思います。
ちなみに12-8の時点で要求したチャレンジの際、しきりに「センターラインから手が出てる、手が出てる」と主張しているように見えますが、現行ルールでは足(くるぶしより下)以外の体のどの部分がセンターラインを越えようと、相手のプレーを妨害するなど無い限り、反則とはなりません。
というわけであのチャレンジ自体、きちんとルールを把握できていれば要求されることの無かった無用なチャレンジであり、そこを起点に一つ目のレッドまで発展していることを鑑みても、タイの最大の悲劇はルールも知らない人が監督を務めていたことと言わざるを得ません。