1時間の公式練習が終わる直前だった。植田監督は突然選手を集め、カミナリを落とした。
「アピールする気持ちがきょうは見られない。黙ってベンチに入れると思うな!!」
一瞬で空気が変わった。特に名指しされたのが、控えセンターの鈴木寛史(28)=サントリー=と、ミュンヘン五輪バレー男子金メダルの横田忠義氏(64)の息子で、今年初代表の一義(25)=堺=の2人だった。
「練習中にスパイクがアウトになっても、『もう1本』と呼ぶこともなかった」と植田監督。「苦しい状況でも、自分が引っ張るという前向きな気持ちが大切」。関係者によると、練習中のカミナリはまれだという。若手の奮起を促すとともに、3連敗中のチームの雰囲気を引き締める意図もあった。
うーん。怒鳴ってどうにかなるものではないと思うんですけどね。それにしたって、いちいち公開練習の場で、メディアの前でやるこた無いと思うんですけど。パフォーマンス?
3連敗して、今まで自分たちのやって来たことは正しいのかどうか、選手たちは迷い始めていると思うんですよね(たぶんその前から迷いっぱなしだと思いますが)。練習では、約束後のを徹底的に確認したり、対戦相手を想定したシミュレーションなどを重ねて、その不安を拭うことが大事だと思うんですが。怒鳴って強くなるんでしょうか。
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