バレーボール男子ワールドカップ(=W杯、11月20日〜12月4日、東京など)の後半戦、日本はエジプト、中国に連勝したが、その後米国、ロシア、イタリア、ブラジルからは1セットも奪うことなく敗れた。最終結果は2勝9敗、勝ち点8の10位。2勝はW杯でも過去最低の成績となった。
スポーツナビのコラム。「得た収穫」とタイトルにありますが、毎度その収穫を糧に出来ず次の大会ではすっかり忘れて、毎度毎度同じことを「収穫」と言っている気がするのは気のせいですかね。
強豪に追い上げられる中、コートを落ち着かせたり、周りの選手を鼓舞できる存在感のあるリーダーがいなかったこと、ベンチが有効な策をうてなかったことも原因ではないか。
4年前と異なるのは、荻野主将がいないこと。
しかしセッターの宇佐美大輔(パナソニック)が足首の手術のため不在だったことや、その後のアジア大会で優勝したことで、本気で見つめるべき課題を突きつめないまま終わってしまったのではないか。
まったくその通り。
日本が足踏みしている間に、アジアのライバル、イランはアルゼンチン人のジュリオ・ベラスコ監督を招聘(しょうへい)し、強化を進めた。彼はイタリア代表を世界選手権で二度の金メダルに導くなど、数多くの実績を残しており、08年に日本バレーボール協会が日本代表監督を公募した際に応募した一人でもある。
なぜこの人がスルーされ、植田監督続投となったのか、心底理解に苦しみます。