代表14選手の力が結集した戦いの結果といえるが、中でも最年少のウイングスパイカー、江畑幸子(日立)の成長ぶりに注目したい。初の大舞台で活躍しながら、最終戦となった3位決定戦はコートの外から見守る歯がゆさも味わい、「大事な場面で決められる強さを身につけたい」と唇をかんだ。大会期間中に誕生日を迎えた21歳。2年後のロンドン五輪に欠かせない存在となっていくだろう。
今大会で急成長したわけは、代表チームの同僚から受ける刺激にあった。9月から合流した栗原の練習を見て「プレーと気持ち面で一流を感じた。見習って私も頑張りたい」。試合中は迫田とのポジション争いで躍動しながら、「私がずっとコートに立ってチームに貢献したい」という負けん気も強みである。
この1年で確実に、1段上にステップアップした選手ですよね。