バレー日本代表・中田監督 独自の女子選手指導法「戦う熱い集団じゃないと」[インドア女子トピックス]
(2017-04-12 09:32:29)


中田監督のインタビュー記事が二つ。

その中でも前者、スポニチの記事に注目したいのですが、

日本が世界で戦うには、常に自チームのスパイカー3枚を使えるトスと、ミドル(センター)を中心に速いテンポで配球していく技術が必要になる。

3枚なのですね。バックスパイクも含めた4枚以上ではなく。そして「速いテンポ」ってなんでしょうか。

サーブレシーブがセッターに返らないと、ミドルが使えず、サイドにトスを上げる。たまにAパス(注1)が入ると、セッター心理としてはミドルを使いたくなる。当然相手も読んでくる。(相手に的を絞らせないために)日本はいいパスをセッターに供給しないと、ミドルを生かすのは難しい。
(中略)
リオ五輪の数字を見ると、サーブレシーブからの攻撃で日本はAパスが入った時の数字が悪い。BパスやCパスの時は世界の3〜5番手なのに、Aパスは下から2番目。これって一番上じゃないとおかしい。

Aパス時の決定率が低い原因を、

・ なかなかAパスが入らないのでなかなかミドルが使えない
・ Aパスが入った時にセッターがミドルを使いたがるため読まれる

と言っているように読めます。だから良いパスを供給しないと日本は勝てない、と。

いや、実は本質はそうではなく、逆ではないですかね。BパスCパスの時にミドルを使わないといけないんですよ。だって、相手も良いサーブを打ってくるわけですから、それを常にAパスにするというのは難しい。どれだけ練習したって、上手になったって、それ以上に相手が良いサーブを打ってくることだってある。なのにAパスを入れないと勝てない、というのは最初から敗北宣言してるようなものではないでしょうか。

その上でBパス、Cパスの時にどうするか追求していく

Aパス前提で、Bパス、Cパスが後回しになっていますが、BパスCパスが当たり前という前提で考えてほしいものです。

強いバレー界であってほしい。

この気持ちは誰よりも強い人だと思うので、空回りしないよう祈っています。



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