「こんなんじゃ終われない」 4年後へ再び走り始めた石島雄介/バボChannet[インドア男子トピックス]
(2012-10-08 07:40:01)


今年6月に行われた男子のロンドン五輪世界最終予選、最終日。イランに敗れ、ミックスゾーンに引き上げてきた石島雄介(堺)は、人目もはばからず泣きじゃくった。

石島選手についてのコラム。興味深い内容満載です。

しかも全日本ではストレスを抱えた状態が続いていた。日本と世界の差が広がっていく中、「もっとこうすればよくなるんじゃないか」と思っても、チームはそれとは違う方向に進んでいく。それに対して自分の思いをうまく周囲に伝えられず、何か言っても文句と受け取られてしまう。そのうち外に発信することをやめ、自分の内にためこむばかりになっていった。抜群のプレーでチームを勝利に導いたかと思えば、翌日ブレーキがかかるということもあり、監督や周囲の選手の信頼をつかみきれなかった。

そうやって、自分の思いを周りにぶつけていくのが石島選手の良いところの一つだと思うんですけどね。

一方で、「扱いにくい選手」という評価をする関係者もいる。選手は決められた枠の中で、監督の思い通りに動いて欲しいと考える指揮官にとっては、扱いにくい選手なのだろう。

確かにそういう面もあるのでしょうけど。それをうまく使いこなすのが、監督の腕の見せ所だったりするんじゃないかと思うんですけどね。

「このブレイザーズで僕がやりたいバレーを、いきなり100パーセント全部押しつけても、たぶん理解してくれる選手は1割か2割しかいないと思う。それじゃあチームはうまくいかないから、僕なりに、勉強してきたことを少しずつ、興味ある選手に伝えていきたい。それが広がっていけばいいなと思います」

新しい「石島雄介」に注目です。



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