ヒットの特性に関するルール9.2.4の適用延期について/日本バレーボール協会[インドア男子トピックス]
(2013-05-11 10:35:36)


国際バレーボール連盟(FIVB)は4月22日、2012年9月にアナハイムで開催されたFIVB総会で承認されたルール9.2.4「サービスのレシーブでは、指を使ったオーバーハンドの動作でダブルコンタクト(※1)やキャッチをした場合は反則となる」の適用について、実施の延期を発表しました。

JVAにてようやく公式に発表になりましたね。しかしそもそものルール9.2.4についてJVAから何もアナウンスが無かったのに、延期だけを発表というのはいかがなものかと。それでも何もしないよりはましですが。

このルール適用が決定された昨年9月には、ネット上で賛否両論議論が入り乱れ、今年の新ルール適用に向けて国内各団体が準備に追われました。それが突然のFIVBからの延期発表。そもそもこのルール自体に問題があって、延期は大歓迎(できればこのまま適用されないで欲しい)ですが、ルールの変更について本当にきちんと議論されたのかが疑問です。それでなくても、バレーボールのルールは大小併せて毎年のように変更が加えられます。ほんとうにそれが、バレーボールという競技にとってプラスになるものなのでしょうか。

そもそも今回のこのルール変更は、「よりラリーを続けさせるため」が目的だったはずです。しかしその目的自体が疑問でした。サーブレシーブ(レセプション)サイドをこれまでより不利な状況にして、ビッグサーブ狙いの頻度を減らし、サーブミスを減らすというのがきっと趣旨なのだと思うのですが、「これまでのところ期待したほどの成功を収めていない」というのですから、ルールが変わったからといってこれまでスパイクサーブを打っていた選手がジャンピングフローターに変えるとか、大事に入れていく場面が増えるとか、そんな傾向は無かったということでしょう。十分予想できた結果です。さて、一体どうするのでしょうね。



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