最後のポイントは、ここしかない。金蘭会(大阪)のセッターでキャプテン、堀込奈央に迷いはなかった。
「最後はエースに決めてほしかった。すべてを託しました」
レフトにいた1年生エースの宮部藍梨も「自分に(トスが)来る」と確信を持って助走に入った。
こちらも金蘭会、特に宮部藍梨選手をフィーチャーした記事です。続きは上記リンク先にて。ただ、ちょっと気になる箇所があったのでそこだけ引用。
例えば、相手がチャンスボールを返す際にトスを上げるセッターを狙うことは多々あり、高校生ではその後に誰がトスを上げるのかがはっきりせず、選手同士がぶつかってしまったり、小さなミスからチャンスがチャンスでなくなることは珍しくない。
他校と金蘭会の違いがあるとすれば、まずはここ。セッターの堀込がレシーブをしたら、2本目をトスにするのは、リベロの小池杏菜であり、堀込は小池がトスを上げやすいように「やや高めにレシーブボールを返球するのも徹底されている」と小池は言う。
まるで他校が、セッターがファーストタッチしたあとのセカンドタッチを誰がするのか、その決め事がさっぱりされていないような書かれ方をしていますが、どのチームも決まっていると思います。ただ、その決め事通りにはなかなかできないこともある。ましてや、金蘭会のようにリベロが第2セッターの役割を担うチームは、高校女子では珍しいでしょう。その点を強調したかったのかな、と思いました。