川合氏の以下の発言ですが...｡
(今のﾊﾞﾚｰﾎﾞｰﾙは)身長が大きい方がものすごい有利なﾙｰﾙなんです｡例えば昔は大きい選手がいると､前でﾊﾞﾝﾊﾞﾝ打つけども､後ろにいったら守備が弱くて､その大きい人を狙っちゃえば良い｡ｻｰﾌﾞも狙えば良かったんだけど､今は後ろにいくと『ﾘﾍﾞﾛ』って制度があって､その人と代わってうまいﾚｼｰﾊﾞｰが入るんです｡日本は背が大きくてﾊﾞﾝﾊﾞﾝ打つけどﾊﾞｯｸいったらﾚｼｰﾌﾞができないっていう選手は(昔も今も)あんまりいないです｡男子でﾃﾞｶいというとは今210cm前後｡そういう選手がﾘﾍﾞﾛによって選手が代わっちゃうんです｡欧米など､大きい選手がいる国に有利なﾙｰﾙなんですね｡
同意しかねます｡ﾘﾍﾞﾛが入るのは日本も同じなんだから､対等なんです｡もしﾘﾍﾞﾛ制がなくても､日本だって大きい選手を狙われるわけですよ｡問題は､その大きい選手の守備やつなぎのｽｷﾙが､日本に比べて諸外国の選手の方が遥かに上手になっているということ｡大きい選手は不器用で守備が下手､なんていう固定観念に縛られているのでは､という今日五輪の結果も知れていますね｡
大きい選手をいかに育てるか｡不器用だと言われている彼らの､基礎的なｽｷﾙをいかにして引っ張り上げるか｡さらに言えば､小さい選手のﾌｨｼﾞｶﾙを育て､いかに高さやﾊﾟﾜｰでも競り負けないﾁｰﾑを作るか｡それこそが今後の大きな課題だと思うのですけれど｡