【お願い】トラックバックについて[管理人の戯言]
(2005-04-07 18:19:00)


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以下、ブログ管理者の方々に向けた文章を書きます。かなり長文になると思います。一般の訪問者の方々には関係ない内容なので、予めご了承ください。

ここ最近、当サイトのエントリに対して、トラックバックが送られてくることが多くなりました。バレーボールに関するブログ、バレーボールに関する話題を取り上げるブログが増えたということでしょうし、また、ブログの大きな特徴であるトラックバックという機能を積極的に使おうとしているということで、非常に喜ばしいことだと思います。

しかしどうも、トラックバックという機能について誤解されている(あるいはきちんと理解していない)ブログ管理者が多いようです。トラックバックとは決して、

自分のブログを宣伝する為の機能ではありません。

「トラックバック」を「IT用語辞典 e-Words」で引いてみると、以下の記述があります。

Quoted from IT用語辞典 e-Words : トラックバックとは 【track back】 ─ 意味・解説 ウェブログ(ブログ)の機能の一つで、別のウェブログへリンクを張った際に、リンク先の相手に対してリンクを張ったことを通知する仕組みのこと。

ブログ(のトラックバック機能)が登場する前まで「リンクを張る」というのは、リンクする側からされる側への、一方通行の行為でした。もちろん、メールで「リンクしました」とお知らせすることもできるし、リンクされた側がリファラなどをチェックすることで、リンクされたことを知ることはできます。しかし、基本的には片思いでした。

そこで考え出されたのがトラックバックです。ある日Aさんが、自分のブログにエントリを投稿しました。それを読んだBさんが自分のブログに、Aさんのエントリにリンクを張り、内容を引用し、自文の意見を付け加えたエントリを投稿します。この時、BさんはAさんのエントリに対してトラックバックを送ります。それを受けたAさんのブログには、Bさんのエントリに対するリンクが張られますし、AさんはBさんのブログにて、自分の書いたエントリが取り上げられたことを知ることができます。

文章で書くといまいち分かり難いですね。以下のブログにて、Flash(動画)で分かり易く解説されていますので、参考にして下さい。

平たく言えば、トラックバックとは、リンクする側から強制的に「相互リンク」に持ち込む為の機能です。AというブログとBというブログを双方向に結び付け、話題を共有し、更に議論を発展させていこうというわけです。そう、あくまでも「相互リンク」する機能なんです。決して、

自分のブログを宣伝する為の機能ではありません。

ここで、最近当サイトに送られてきたトラックバック元のエントリを見てみます。……悲しいことに、トップページの「他サイトからの反響」に表示されているトラックバック元のすべてに、当サイトへのリンクが含まれていません。エントリにリンクを含まずトラックバックを送ると、トラックバック先に自分の書いたエントリへのリンクが生成されるだけという、まるで自分のブログを宣伝しているかのような事態になります。掲示板等に「うちのサイトを見に来てください」という一言と、自サイトへのリンクを張る行為と同じです。一般的には、こういった宣伝の為のトラックバックはトラックバックスパムと呼ばれ、迷惑(スパム)行為として分類されています。

というわけで長々と書いてきましたが要するに、ブログ管理者の皆様に対する、トラックバックスパムを送るのをやめてくださいというお願いです。別に、トラックバックという機能について誤解されていることを責めるわけではありません。私自身ブログを始めてしばらくは、トラックバックについてきちんと理解しておらず、相手にリンクを張らずにトラックバックを送ったことが何度もあります。ただ、当サイトでは個別エントリのトラックバックの欄に、「リンクのないトラックバック」は「削除することがあります」と、それが迷惑行為であることを明記しています。にも関らず、リンクを張らずにトラックバックだけ送ってくる人が後を絶たない、同じ人が同じことを何度も繰り返しているという現状に、腹が立つのを通り越してちょっぴり呆れているわけです。

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