by にわか。(2003-11-29 18:11:38)
しつこくすいません(笑)
バレーボールサイトで田中幹保監督がインタビューに答えていて、それを読んで思ったことなんですが・・・
以下引用です。不適切であれば削除してください。
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-ベンチを立って、指示する姿も以前より多く見られるようになったかと。
田中 それもね、前も言うたと思うんですけど、私自身は現役時代に監督にあれこれ指示を出されるのはあまり好まなかったんですよ。
-でも、今の選手はその場その場で的確な指示を出されることを待っているようですよ。
田中 そう、前にもそう仰ってましたね。選手とミーティングを持った際にもそういう声があったんで、できるだけベンチを立って指示をするよう努めています。さっきも言ったとおり、私自身ではちょっと考えられないんですが、これはジェネレーションギャップというものかもしれません。
-ご自身は指示を出されるのがお好きではなかったのですね。
田中 コートの上に立ってしまえば、自分が考えて行動するのが当たり前だと思っていましたから。相手チームの戦術、自チームのフォーメーション、それぞれ選手一人ひとりが自分で把握して、その場で判断していくのが当然だと。
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私は、指示を欲しがるのが「当たり前」なのだとしたら、それは勝てないや、と思ってしまったのですが、どうなんでしょうね?
もちろん今はバレーもデータ化されて、細かいデータに基づく指示の必要性は高いだろうし田中監督自身もラリーポイント制の導入も大きい、といっていましたが・・・。ただまあ、精神性の問題として。
その場にいる人間が自分で何とかする、何とかしなければ勝てない、という意識をきちんと持つことや、何をしたらいいかという的確な判断が出来るかどうか。
最後に自分の手で動かせるのはコートに立つ人間である以上、そういう意識付けって必要なんじゃないのか、と思います。
もちろん、そういう意識が皆無だとは思わないし、なんとかしてやる、と各選手も動いているのでしょうが・・・ただ、監督が指摘するようなジェネレーションギャップ(笑)があるとしたら、懐古主義は好きではありませんが、今指摘されている(というか、私が思うに、何ですけど。)精神性、勝負弱さの原因はそういうところにもあるんじゃないかと。上に書いたような意識が世界レベルで足りていないというか。
私自身、畑違いですが、舞台の脚本、演出などに携わっておりますが、やはり役者に対して最後に求めるところがそういう所なんですね。だから余計にそう感じるのかも。
何が起こるかわからない本番で、やっぱり指示を待つ癖が付いている人間は弱いなあ、と感じます・・・。
うん。うまくいえないけど・・・
by 管理人(2003-11-30 14:42:32)
これは難しい問題ですねぇ。
管理人も横からあれこれ言われるのは嫌いなタイプですが(笑)、試合の流れや相手の動きって、外から見てる第三者が一番良く、客観的に見られるわけですよね。
今回のワールドカップでも、日本の試合で、1セット目は良く決まっていた攻撃が、2セット目にはまったく通用しなくなったり、ということがありました。
相手チームが、臨機応変に戦術を変えてきてました。
そういう場面が結構あったと思います。
それは、やはり外からの指示があるんだと思うんですよ。
選手が欲しい指示っていうのは、そういう類のものなんじゃないでしょうか。
コートの中も、外も、一丸となって戦う。
バレーに限らず、現代スポーツはみなそうなってきているように思います。
決してコートに立っている選手が何にも考えていない、というわけではないと思います。たぶん、ね。
by にわか。(2003-11-30 17:36:46)
そうですねえ。安易に何も考えてないとはいえませんよね。もちろん。
「動くのは自分である」
という認識は当然ベンチにいる人間も合わせて、
そこにいる全ての人が考えている事でしょうし。
監督も、それは監督の仕事として「指示」があるのだろうし。
だからもう、最後の最後、ぎりぎりのところですよね。
本当にこの一本、選手しか動かせない、というところで。
そういうところで、普段の意識って生きてくるんだろうな、とは思います。
自分が何とかするんだ、と言う意識が空回りしてしまってもダメなわけなんですけど(笑)
だから難しいところなんですが・・・
ただ、自分で「女子の試合は希望も持ち、負けてもいらいらせず(笑)応援を続けることが出来たのになぜ男子には何故それを感じないのだろうか」とか、「女子にもてた希望や期待が男子には持てないのは何故なのだ」と思ったらやっぱり、それなんですよね(笑)
強く感じるのはここ一番の勝負弱さ・・・
逆に、母親のような気持ちで応援してしまってるわけなんですが(笑)
でも久しぶりにイタリア戦は面白かった!(笑)
フランス戦でもモチベーションの高さを感じましたが
そういう試合を見せられると応援してる方は嬉しいですよね。
実際、選手は勝ちに行くのが当たり前、周りを乗せるにはやっぱり「魅せ」ないと。
と、応援するだけの立場の人間は思ってしまいます。
by にわか。(2003-11-30 17:42:05)
あ。そうか。なるほどなるほど。
私は、管理人さんの言うような指示って外から見ている人間の当たり前の仕事だと思っていたので(試合だけならコートと控えの選手だけでできるわけですし。)指示に入るとは思っていませんでした。
昔は全く何も指示してなかったってわけじゃなかっただろうし。
「外から見る」というのは、ベンチにいる人の当たり前の仕事だという意識があったので。
そうかー。親切なのやら不親切なのやら・・(笑)
(田中監督の答えが・・・;笑)
失礼しました。
by Gen(2003-11-30 18:05:41)
3日間出張に行っている間に韓国戦敗退記事がすごい問題に発展していますね〜。
ベンチからの指示論ですが、私は田中監督の考えに近い考えをもっています。
まず、テレビを見ていてタイムアウトの際、皆さん気がつかないでしょうか?女子のタイムアウトは柳本監督が「ここが勝負!」「一気に流れをつかめ」とか精神論的な気合をいれるこめんとしかせず、選手同士でああでもない、こうでもないと議論をする。
一方男子は、河田コーチ他が両センター陣を中心とした選手にくちゃくちゃ指示を出している。
なにかおかしくありませんか?
確かに、データー分析が重要なの事、ベンチとコートが一体となって戦わなければいけない事、第三者のアドバイスが必要な事は理解できます。
ただ、相手と戦って相手の考え方が一番判っているのは選手ではないでしょうか?それを感じなくてベンチからの指示が欲しいというのは、ちょっと?×10の不可解&不愉快指数ですね?
「指示」と「アドバイス」という程度問題がありますが、『ベンチの指示通り動く』そんな事はできるのでしょうか?マシーンじゃあるまいし、ラリー中に考えながらプレーをするから「見せるプレー」「感動を与えることが出来るプレー」「勝ちにつながる価値あるプレー」ができるのでないでしょうか?
「ベンチの指示が欲しい」など誰がいったかわかりませんが、穿った見方をすれば、実力のなさを認めているとしか考えられませんね!!