「こんにちは」
そう声をかけられて振り返ると、196センチの長身の学生がいた。顔を上げなければ、目線が合わないほどの高さだ。だが、並んで歩いていても威圧感は微塵も感じられなかった。
「(大学の)HPでの写真よりも髪の毛が短くなっていますね。最近、切られたんですか?」
そう声をかけると、彼は「はい、切りました」と照れたように笑った。優しい目が印象的だった。
中央大学2年、長山拓未。彼は高知バレーボール界きっての期待の星である。
「国内トップリーグのV・プレミアリーグには、未だ高知県出身者は出ていない」そうです。そういう意味で「高知バレーボール界きっての期待の星」なんですね。個人的には「最高到達点335センチ」というのがどこまで伸びるか、が気になります。