北京五輪開幕の8日に突発したグルジアの南オセチア自治州を巡る軍事衝突は、約6000キロ離れた北京にも暗い影を落としている。「平和の祭典の最中になぜ戦うのか」。紛争当事国のグルジア、ロシア両国の選手は、家族らの安否を気遣い、乱れる心を抑えつつ競技を続ける。
13日は女子ビーチバレーでグルジアとロシアが対戦した。試合前、グルジアペアが相手のコートに入り、ロシアペアと笑顔で抱き合った。紛争中でも変わらない相手への敬意と友情を確認するように。試合は大接戦の末、グルジアが2-1でロシアを降した。
どんな思いなのでしょう。想像することは難しいです。