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来年のロンドン五輪出場権をかけたバレーボールのワールドカップ男子第9戦が2日、東京・代々木第一体育館などで行われ、全日本男子(以下、日本)は世界ランク2位のロシアに0-3(23-25、16-25、23-25)で敗れた。日本は2勝7敗(勝ち点8)で10位に後退した。8勝1敗(勝ち点24)のロシアはセット率の差でポーランドを抜いて首位に浮上した。
試合を観ていないのでないようについてはノーコメントで。ここにきての突然の田辺選手起用がまず良く分かりませんね(永野選手に比して劣っているとかそういうことではなく)。また、監督や選手らのコメントが「追い込んだのに勝てなかった」とか「20点目以降が課題」とかお決まりの内容になっていますが、ストレート負けしてるんだから全然追い込んでないし、20点目以降が云々とか、何年同じことを言い続けるんでしょうか。ぶっちゃけ手も足も出ませんでしたと、そういうことなんだとは思いますけど。
監督のコメントでとても気になるところが一点。
指揮官は「ミス率が高い」として、強烈なジャンプサーブが持ち味の清水と福沢に今後、よりミスが起きにくいジャンプフローターサーブを習得させる方針だ。
なんかとても後ろ向きな話。ミスを減らすことは重要だけど、それでプレーのクォリティを下げてしまってはいけないと思うのです。スパイクサーブとジャンプフローターと、どっちが相手を崩す確率が高いのか。後者の方が高いか、前者と遜色無いならそれでも良いのかもしれませんけど。しかしこれを言われた選手の気持ちは複雑でしょうね。「俺がミスばっかりだからフローターを打てと言われるんだ」と。大事なところでサーブが入らないのは、精神的な弱さ=自信の無さだと思うんですけど、その自信を奪うようなことを指揮官がしてどうするんでしょうか。こういう、ミスばかり恐れる、監督の消極的な采配が、全日本男子をダメにしているのではないでしょうか。
<試合結果>
スポーツナビ | バレーボール | ワールドカップ | 日程・結果:男子 第4ラウンド より
<順位表 (勝ち点/勝/負)>
スポーツナビ | バレーボール | ワールドカップ | 順位表:男子 より
1. ロシア (24/8/1)
2. ポーランド (24/8/1)
3. ブラジル (19/6/3)
4. イタリア (18/6/3)
5. キューバ (16/6/3)
6. 米国 (14/5/4)
7. イラン (12/5/4)
8. アルゼンチン (10/3/6)
9. セルビア (9/3/6)
10. 日本 (8/2/7)
11. 中国 (5/1/8)
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