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先日行われた全日本男子記者会見においての選手のコメントが、バレーボールワールドに掲載されています。
会見での植田監督のコメントが、物議を醸し出しましたが、選手はどう思っているんでしょう。一部抜き出します。
まず山本選手。
久しぶりに国際大会とか経験して世界のバレーが変わっているなと感じていることは、高さはもちろん高くなってますし、スピードに関しては、以前の方がスピード感はあった。今は高さを生かした戦いをしてくるようになった。もちろんそういうチームは元々高さを持っているチームですが。ちっちゃいチームがスピードでごまかそうとしているけど、うまくいかないという感じ。
小手先だけの勘違いした「速さ」でちょこちょこやっても、世界には通用しないというのを昨年、改めて思い知らされましたからね。山本選手の、その辺りはしっかりと感じ取っているようです。
次は阿部選手。
練習はもう昨日からやってます。南米合宿の時にトスを速くして、ワールドカップではうまくいかなかった件に関しては、ちょこっとなんですけど、速ければいいとかじゃなくて、スパイカーの能力を引き出すということに重点を置くということはいわれました。速いのが好きな選手、米山とかは速いのを打つでしょうし、ある程度高さを生かさなきゃならない選手はそういうトスを打つことになるでしょう。去年も、ワールドカップの前くらいには言ってたんですけど、微調整が間に合わなかったという感じです。
うーん、ワールドカップではそのような様子は微塵も感じられませんでしたが。しかし良い方向に向かっているかな、というのは分かりますね。米山選手だけがちょっと気がかりですが。
次、宇佐美選手。
(速いバレー自体は続けるんですか?)全体的に速いバレーを続けると言うことよりも、個々によって速いバレーをする人間もいれば、トスの修正を図っていかなければならない人間もいます。
この辺りは阿部選手と同じことを言っていますね。「速くて低いトス」と「打ち易くて高いトス」の二者択一になっているんでしょうか。「速くてかつ打ち易いトス」は無いんですかね。
サーブレシーブはある程度返せばいい、アタッカーは好きなところに打てる、いろんなコースにボールが打てるとなると、気持ちも楽になるでしょうし、自分たちで自分たちの首を絞めていたのがワールドカップだった。
「速く速く」を止めることによって、気持ちに余裕が生まれると。そして次は一番大事、監督の言っていた「初速が速くて打ち易いトス」について。長々と説明されています。
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