スポーツナビによる、越川優選手に関するコラムです。黒鷲旗に突然、古巣サントリーの一員として出場したこと、今回の代表合宿には呼ばれていないことなど、今何かと注目されている人なので、タイムリーなコラムですね。
コラム中でも、その辺りにしっかりと触れています。
「必要とされるなら行くけれど、必要とされないから呼ばれない。僕の中では、そう捉えています」
13位と惨敗に終わった10年世界選手権の直後、越川は首脳陣に不満をぶつけた。 「ワールドカップに向けて、五輪に向けて、本気で勝ちにいくと思っているならば、変えなければならない要素が幾つもあります。これからを、どう描いているんですか? その中で自分は何をすべきで、チームから求められる役割は何ですか?」否定されても、明確な答えが欲しかった。だが、返答は違った。
「チーム全員で頑張らなきゃならないのが、チームスポーツだろう」どうしても納得できなかった。
「イタリアに行ったのも五輪で勝負するためだし、僕自身は五輪には行きたいです。でも、それは監督が決めること。たとえ今からでも『お前がこういう理由で必要だから、代表に来てくれ』と言われたら、僕は喜んで代表に行きます」
ここで一本、流れを変えるサービスエースが欲しい。そういう時の為だけにも、越川選手を代表に招集する、それだけの価値が彼のサーブにはあると、私は思っているのですけれども。