イランにフルセットの末惜敗、6位に転落/男子アテネ五輪予選第4日(2004-05-27 07:06:31)へのコメント


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by ローズ(2004-05-27 12:12:37)

正直、監督に疑問点がいっぱいです。これまでの敗戦から何を学び、選手に何を伝えてきたのでしょう。

確かに、宇佐美・山本のサーブなら失敗を恐れず狙ったほうがいいでしょう。ただし、ピンポイントを狙える体力が残っているのなら。宇佐美は、あの連続エースから、見事に前に落とすサーブを決めました。ああいう頭の使い方をしないと、はずすリスクを負ってまで思いっきり狙う意味がありません。また、入ってもあまり崩せない程度のサーブで、大事な場面で中途半端に狙う価値はあるのでしょうか。解説の二人からの「入れてくサーブを」との要望は、観戦者全員の要望だったにちがいありません。

個人的には、宇佐美はよくやってると思います。「ブロックよりサーブよりトス回しで活躍を」との声がたまに聞こえますが、宇佐美はがんばっています。他の選手が目立つべき、決めるべき、がんばるべきところで役割を果たせていないから、宇佐美が相対的に(もちろん絶対的にもすばらしいですが)目立っているに過ぎない。シャットアウトは宇佐美が一番うまくてどうするのですか。センター線がバシバシとめて、宇佐美もセッターとは思えないほどとめる。これでやった宇佐美も活きるはずです。

イラン戦では最後の最後にレフト線が復活しましたが、少し遅すぎましたね。宇佐美にトスワークを求める前に、選択の幅を広げてあげることが大事です。リベロ以外の選手が、サーブカットの後ごろんと後ろに倒れる場面がたくさんありました。あれでは攻撃に参加できるはずもありません。いろんなところから「俺にうたせろ!」と呼んであげてはじめて、トスワークが発揮されるのです。女子を見ればよくわかります。
まずは男子のパワフルなサーブに飛ばされないだけの下半身の強化。攻撃の幅が狭いから、山本に頼りきる。だから読まれる。ワールドカップMVPが研究されないはずがないのだから、山本が打つとわかれば簡単にシャットアウトされる。山本にしか打たせられないから体力も落ち、持ち味であるサーブの強さまでもなくなる。悪循環以外のなにものでもありません。
それから、ブロック後のフォローができるだけの俊敏性。頭の柔軟性。センターラインの攻撃パターンの充実。Cクイックが一度きりですか??せっかく高さがあるのだから、いろんなところから打たせましょう。そして山本へのマークが少しでも薄くなれば、彼は期待以上に活躍してくれるはずです。
なにか根本的なところが抜け落ちていると感じる、田中ジャパンです。


by りゅう(2004-05-27 12:36:11)

毎回、敗戦の度に出る田中監督のコメント「私の采配ミスです」・・というのが本心から出たものなら、同じ過ちを繰り返さないように次に活かすのが指導者たるものじゃないかと感じます。
「全日本バレー」をどのようなビジョンとプランで描いているのかも疑問に思います。
監督としての任期は暫定今大会までだから、終了後即更迭話になるのでしょうが、辞任するだけではあまりに大きな禍根をバレー界、ひいては日本全体のスポーツ環境に残したような気がします。
ゴールデンタイムに放映されるスポーツというのは、とてつもなく大きな影響を子供達に与えます。
バレー人口を支えているのは、小中学生が「バレーをやりたい」と思うかどうかです。
女子は人気の沸騰も中学の部活希望者の増加で今春実証されていることと想像できますが、男子は・・・
「夢と感動を与えたい」という意識は山本選手他全選手にあると思います。
それを更に織り交ぜて素晴らしい舞台を演出するのが監督のもう一つの役目ではないでしょうか?

惜しまれるのは、森田淳悟総監督兼強化委員長を辞任させてしまった日体大の不祥事です。
6位と低迷した昨年のアジア選手権後、森田氏は自ら「俺が監督をやる!」と全日本再建を買って出ようとしていました。
現役時代同様熱血漢で理論的な森田氏なら、今とは全然技術も意気込みも違うチーム作りが出来たかも知れません。

昨秋のW杯でも今大会でも、選手の体力不足は否めません。
今の時代なら能力のあるメンタルトレーナー、フィジカルトレーナー、アナリストなどがチームをバックアップしていると思われますが、根本的にあった練習量不足を試合を重ねる毎に感じざるを得ません。
各プレーの精度を高めるのも、威力を上げるのも、基礎体力と身体バランスを高める為のトレーニングの積み重ね合ってものものです。
更に、毎日フルセットで連戦を想定しての体力作りをしていない限り、オリンピックでは戦えません。
ラリーポイント制になり、またタイムの回数もインターバルの時間も増えた今のシステムは、実質の競技時間は以前より遥かに短くなっています。
ミュンヘン組に「練習が足りない。俺達は血へどを吐くまでやったんだ」と言わせたくはないでしょう。

ここまで来たら、不甲斐なさ、悔しさをバネに、川合氏が言うように、開き直って自分をアピールするようなプレーをしてもらいたいものです。


by 渚(2004-05-27 13:17:33)

いつも来させてもらってます。男子の結果本当に残念でたまりません。柳本監督がもう一人居たらなあ、と思ってしまいます。アテネ枠が少なく苦戦を強いられるのは、最初からわかっていたはずです。皆さんが言うとおり、個々の実力はあるチームですよね。なぜ競り負けてしまうのでしょう。女子と比べるのはおかしいけれど、女子はフルセットになると必ず勝ちますよね。やはり監督の意識の違いでしょうか。


by 田舎さむらい(2004-05-27 14:22:37)

はじめまして。
今後の再建のためには、五輪などでメダルを獲得した経験を持っている外国人監督が必要でしょう。
別に監督だけにこだわらず、海外から、男女総合のテクニカル・ディレクターの招聘でもいいですね。(この場合はフリオ・べラスコ氏が理想ですが)
あと、これくらいの荒療治が必要ではないかと思うことを書きます。
それは、ナショナルチームのメンバーをトライアウトで選抜し、合格者を「協会所属」として、一年365日合宿させる形をとり、その中で技術、体力、戦術などの強化をはかる、「米国方式」をとるというもの。
正直言って、今のVリーグは、全日本の強化になんのプラスにもなっておらず、もっといえば足かせになっているのは否めません。ここ数年、男女とも企業の撤退が相次いでいるが、以前から男子の某チームも、五輪出場を逃せば撤退する可能性があるという噂を耳にしてます。それならば、いっそのこと、逆に考えて、Vリーグの廃止も視野にいれてもいいのでは。
ちなみに韓国は、(今はどうかわからないが)一時期、代表選手は「スーパーリーグ」には出場せず、国立の合宿所で合宿生活をしていましたし、地元で開催された世界選手権に向けて、ハンドボールの日本男子代表も、所属チームから離れ、ほぼ一年中合宿で強化を図ったこともありましたね。


by TAM(2004-05-27 15:02:51)

来年以後の国際大会(2005年グラチャン・2006年世界選手権・2007年W杯)の開催国枠による出場も再考して、予選や大陸選手権からスタートして、ここで堂々と勝ち上がって出場権を獲得して頂きたい。このくらい厳しい状況からはい上がってこないと2008年北京五輪出場もおぼつかないような気がします。


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