最後の、スーパーエース (後編)/バレーボールワールド[インドア男子トピックス]
(2013-09-08 00:08:48)


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高いトスの方がボールをずっと見なきゃいけないんで、難しいんですよ。

これは、私なんかのカテゴリーでレベルの低いところでやっていても感じたことです。若い子達って結構、早いタイミングで低めのトスにタイミングだけで突っ込んで行ってドンと打つ、って感じのが多くて、すげー威力のあるスパイクを打てるのに、レシーブが乱れてハイセットになっても同じようにタイミングだけ合わせてどかんと打つだけで、コース打ちもブロックアウトもリバウンド貰うこともできず、何本かシャットアウトされるとフェイントで逃げ始める、みたいなのを何人も見ました。

この話をする時にいつも思い出すのは、高校の先輩が「オープントス打つよりセミの方が楽だ。オープンは疲れる」って言ってたことで、オープンはサードテンポでセミはセカンド(もしかするとファースト)テンポなんですけど、決められたタイミングで決められた場所に飛び込んで打つ、ってのは結構楽チンで、高ーく上がったセットに自分でタイミングを「作って」飛び込んで行くってのは難しいんですよね。私なんかは逆に、決められたタイミングで飛び込むってのがどうも苦手で高いセットばかり打ってましたけど。

そんなこんなで、「速いバレー」の弊害ってのはあるよなぁ、とずっと思っていました。それを、山本隆弘さんも感じていたなんて。ちょっと驚いたのと同時に、私の感覚は間違っていなかったなぁって。

そんな、悪しき伝統から脱却しようと奮闘中の全日本男子。世界選手権予選をなんとか全勝して突破して欲しいものです。

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