2008北京オリンピックバレーボール世界最終予選/男子第5日[インドア男子試合結果]
(2008-06-07 08:15:00)
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* 管理人の所感
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勝ちましたね。素晴らしい。
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それにしても、男子バレーがここまでメディアで取り上げられているのは何年ぶりなんでしょう。関連記事多過ぎです。
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しかしちょっと浮かれ過ぎ、な気もします。TV中継で映った木村沙織選手が涙ぐんでいるのを見てこちらもうるっときましたが、同時に「ここで泣いてはいけない」おと思いました。この試合に勝ってもまだ北京五輪出場が決まるわけではないのですから。ところが試合終了後、涙を流しながらゴッツが荻野主将に抱きつき、植田監督が涙のインタビュー。正直かなり不安になったんですが、荻野主将のコメントが掲載された記事を読んで、ちょっと安心しました。「うるっときたけど、ここで泣いたらあかんと思って我慢した」。彼がいてくれるならあと2試合、戦えるでしょう。
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試合は予想以上にあっさりでしたね。ストレートとは。観ていて負ける気がさっぱりしませんでした。ただそれは日本が強いというよりは、あまりにもオーストラリアがグダグダでした。
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序盤、レセプションが崩されて6点もリードされた時にはどうしようかと思いましたけど、荻野主将投入から守備を立て直し、よくもまぁ大逆転したものです。しかしこの序盤も、オーストラリアのサーブが良かったというよりは日本の自滅パターンでした。
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その後、日本は良くサーブで攻め(山本選手が特に素晴らしかったですね)、相手の守備を崩していました。逆にオーストラリアはミスを恐れてどんどん委縮し、入れに行ったサーブまで外しだす始末。コメントにも頂きましたが、4年前の日本を見る思いでしたね。そんな所を見ても、ほんとに日本は強くなったなぁと、感慨深いです。
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終盤、ゴッツが明らかにバテバテだったので、越川選手に変えてもいいのではないかと思いました。もしくは、荻野主将が前衛に回ってきた時に変えるとか。あそこで動かないのは植田監督らしいなとも思いましたけどね。あのまま勝てたから良かったですが。。。
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さて、セッターが朝長選手に変わったとたんに、突然クイックの本数が増えました(韓国戦とタイ戦を見ていないので「突然」に思えます)。宇佐美選手のトス回しも以前よりは随分と良くなっていると思うのですが、やはりトスが偏る傾向にあるんですよね。朝長選手は非常にバランスよく、満遍なく配球します。
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思うに宇佐美選手は、その時その時でベストと思うところに上げているのでは?と思います。なので、その試合で調子の良い選手にどうしてもトスが偏りがちになる。また、アタッカーとの信頼関係というのもトスアップ先を選択する際の重要な要素になっている気がします。故障をしていてなかなかコンビ合わせのできなかったと思われる、石島選手や山村選手の打数が少なかったのは、そのためと思われます。
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それに対し朝長選手は、ゲーム全体を見渡してトス回しを組み立てるセッターですよね。なので、例えマークがきつかったりトスが乱れた場合でもクイックを使うし、打数を重ねることで調子に乗っていくゴッツには、序盤にトスを多く回して乗せておく。そういう、アタッカーの性質まで考慮するような細かな気配りのできる選手なので、ゴッツとの相性も良いのでしょう。
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セッターについては、どちらの方が優れているとは一概には言えないでしょう。どちらにも良いところがあるし、そして場合によって二人を使い分けられるというのは、今の植田ジャパンの強みにもなっています。それぞれの個性を生かした起用法が重要だと思います。
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さて、アルゼンチン戦はどちらが上げることになるんでしょう。やはりこの流れだと朝長選手ですかね。
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