日本が韓国を破り五輪出場権を獲得/女子アテネ五輪予選第5日[インドア女子試合結果]
(2004-05-15 04:57:00)


< ページ移動: 1 2 3 >

リベロ:成田

どうもこの日の審判はミスジャッジが目立ちましたね。日本に不利なミスジャッジもいくつか。

佐々木選手は相変わらず絶好調。

試合は淡々と進み、特に大きな見せ場もなく進んでいくんですが、日本は韓国のサーブをきっちりと切り、ジワジワと点差を離していきます。

12-9で第一の山場。なんと高橋選手のバックアタック。そりゃ打てば打てるんでしょうが、NECで打ってましたっけ?

15-10で第二の山場。大友選手のバックアタック。こちらは打てるのは知っていましたけど、後衛ではリベロと交代するので見られないだろうと思っていただけに感動。

リベロ成田選手は、基本的にはセンターの二人と代わっているんですが、栗原選手や佐々木選手とも代わっていました。これは初戦からそうです。どこで誰とどういう風に代わっていたか、さすがにそんな細かいところまでメモしてませんけれど。

佐々木選手、攻撃が絶好調だったわけですが、守備の方でも良い仕事してました。最後まで食らい付いていきます。

このセット、韓国はどうもくだらないミスが多いです。チャンスボールがセッターに返らなかったり、サーブカットも非常に不安定でした。カットについては、日本のサーブが良かったというのもありますけど。

成田選手、サーブカットミスってダイレクトで押し込まれたのを自分でフォローとか。ミスを取り返しただけなのに実況にほめられちゃったりとか。

中盤、どうも足踏みして韓国に追い上げられる(それでも4点差とか)場面もありましたが、柳本監督が絶妙のタイミングでタイムアウト。

23-17の場面で竹下選手に代えて大村選手をワンポイントで。

そして、最後は第1セット同様、佐々木選手のバックアタックで終了。25 - 19。点差以上にかなり余裕の内容。

□第3セット、スタメンは第2セットと同じ。

高橋 佐々木 吉原
大友 栗原  竹下
リベロ:成田

第2セット終了後、第3セットまでの休憩時間、裏方として働く佐野選手の姿が。また、狩野選手もドリンクな作りなどお手伝い。

第3セットは、とにかく韓国のミスが多かったです。リズムがてんでバラバラ。カットは返らないし、サーブミスやスパイクミスを繰り返します。

日本の攻撃が面白いように決まり、あっという間にマッチポイント。最後は佐々木選手のサービスエースで25 - 15。相手を寄せ付けず見事ストレートで下し、念願のオリンピック出場権を獲得しました。

試合が決まった直後、コート上で抱き合う選手の中で、竹下選手の流していた大粒の涙が印象的でした。

□まとめ

うおう、もうこんな時間ですか(現在4:19)。管理人て極端に遅筆なんです。だから普段レポートなんて書かないんです。もう二度とやらないぞ。オリンピックでメダルを取った試合なら考えますが。

とにかく、佐々木選手。これに尽きます。なんたって3セット全て、彼女のプレーで終わっているのですから。どうして彼女はこんなにも、韓国戦に強いのでしょう。高さが同等の相手に対してであれば、彼女が日本最高、いや、アジア最高のアタッカーであることは間違いないですね。

ただ、その攻撃を支えていたこの試合の一番のポイントは、やはり守備でしょう。懸念していたフェイントへの対応も、この試合はバッチリでした。もう、嫌になるほど跳んで跳んで拾いまくってました。この試合のMVPは、竹下選手、高橋選手、成田選手の守備の中心選手達かもしれません。他の選手に関しても、スパイクレシーブやチャンスボールの処理など、くだらないミスを出すことなく、当たり前のようにきっちりと仕事をしていましたね。地味ですが、今の日本の強さは、守備が安定してきたからだと断言できます。

不利なミスジャッジも多く、韓国としては不運な部分もありました。特に勝負所でのミスジャッジが目立ちましたし、追い上げムードに水を差され、流れを引き寄せることが出来ませんでした。しかし何度も言うようですが、運も実力のうちですからね。また、得意のフェイントを日本に拾いまくられたのも、波に乗れなかった一つの要因でしょう。

スタメンながら途中交代となった木村選手は、非常に悔しい思いをしたのではないでしょうか。いつもへらっとしているので表向きは見えませんでしが。また、第1セットでは大山選手もアップを命じられていました。おそらく、栗原選手の出来如何で交代の予定だったんでしょうが、佐々木選手投入あたりで栗原選手が息を吹き返したために、出番が回ってきませんでした。オリンピック出場権を獲得したこの試合、出場機会のなかった選手には色々と複雑な思いはあるでしょうが、その思いを是非、オリンピック本戦にぶつけて欲しいです。

とは言え、まだ予選が終了したわけではないです。残り2戦、きちんと勝って、全勝一位通過で本戦に弾みをつけて欲しいですね。

最後に、本当に本当におめでとうございました!良い試合をありがとう!

< ページ移動: 1 2 3 >



トラックバック(3)
TOPへ戻る

Powered by
MT4i 3.1